岩波新書 尾木直樹 岩波書店イジメ モンダイ オ ドウ コクフクスルカ オギ,ナオキ 発行年月:2013年11月 ページ数:224, サイズ:新書 ISBN:9784004314561 尾木直樹(オギナオキ) 教育評論家、法政大学教職課程センター長・教授、臨床教育研究所「虹」所長。
1947年滋賀県生まれ。
早稲田大学卒業後、海城高校や公立中学校などで教師として22年間、ユニークで創造的な教育実践を展開。
その後、臨床教育研究所「虹」を設立し、子どもと教育などに関する調査・研究活動に取り組む。
またテレビやラジオへの出演などでも活躍、「尾木ママ」の愛称で親しまれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 繰り返されるいじめ問題(いじめはどのように問題化してきたのか/いじめの定義はどう変わってきたのか/いじめ問題はなぜ風化したのか)/第2章 いじめが見えなくなるときー変わるいじめの構造(見えにくい今日のいじめ/「逃げ場」のない子どもたち/子ども社会のIT化といじめ)/第3章 なぜ、いじめは深刻化するのかー大津事件からみえてきたもの(大津事件の経過を振り返る/学校はなぜいじめを防げなかったのか/問われる教育委員会の役割/誤った対策がいじめを深刻化させる)/第4章 いじめ問題を繰り返さないためにー国・地域・学校の取り組み(いじめ防止対策推進法の成立ーどう活かすか、課題は何か/海外の事例にみるーアメリカで広がるいじめ対策法/はじまる地域・学校での取り組み)/第5章 いじめ問題を克服するために(教育の目標を根底から問い直す/重要な「第三者」の役割/いじめを人権問題としてとらえ直す/社会全体でいじめを克服する) いじめを苦に子どもが自ら命を落とす事件が後を絶たない。
いまや社会全体で問題の克服を真剣に考えるべきではないか。
長年、子どもや教育の問題に向き合ってきた著者が、子どもの関係性の変化、集団主義が浸透する教育現場など、今日のいじめの背景を分析。
いじめを防止するために学校、家庭、社会がすべきことを具体的に提言する。
本 人文・思想・社会 教育・福祉 教育心理 新書 美容・暮らし・健康・料理